ショートスケール・ギターのすすめ②
スタンダードなギター(スケール628mm〜645mm)を弾くのがキツいという場合、2つの対処法がある。と思う…たぶん
① 常にカポを2フレットにつけて弾く。
キーが変わってしまうので、ソロギターでしか使えないけど、格段に弾きやすくなる。ただ、ナット部よりネックは太くなるので、グリップはしにくい。
20年ほど前に出た打田十紀夫の教則本「ラグタイム・ギター」の模範演奏CDは、全てカポ2で弾いている。プロでもこういうことするんだなと自分も倣ってカポ2で弾いていた。
2フレット無駄になるので、14フレットジョイントでも12フレットジョイントと同じという…カッタウェイがあるギターの方がいいと思う。
② ショートスケール・ギターを弾く。
①と違って、アンサンブルでも使えるし、立って弾く場合も弾きやすい。多少音は犠牲になるかもしれないが、弾きやすさを優先するならベストだと思う。
次に見た目の違和感の原因を考えたいと思う。
見た目なんか演奏に関係ないという人もいるだろうが、それは違うと思う。見た目に違和感があるという事は無理をして弾いているわけだから、プレイにも大きな影響があるのは当たり前のことだ。
結局分かったことは、ボディの大きさよりむしろスケールの長さの方が違和感の原因だということだ。
「ショートスケール・ギターのすすめ①」で書いたポール・サイモンの件も、ストラトのボディなんて小さいのでボディサイズというよりロングスケール(645mm)の方が問題なのだ。
そこで、ショートスケールのギターを弾けばいいということになる。