もぐらのベースメント・ノート

ギター、音楽、その他

細いネックのギター

指が短く、ナット幅43mm以上のギターを弾くのがキツいという場合、ナット幅40mm以下の細いネックのギターを弾くという選択肢もあると思う。

ギブソンは1965年後半あたりから数年間、ナット幅39mmの細いネックを採用していた。

自分も20年以上前に1968年製のB-15を手に入れ、そのネックの細さに驚いた。

指の短い自分でもグリップバンドが使えるので、かなり弾きやすかった。

Gibson B-15 1968年製 ナット幅39mm

Gibson B-15 1968年製

次に、K.Yairiにナット幅37mmの000-28タイプをセミオーダーで作ってもらうが、37mmはさすがにやり過ぎで、音もイマイチだった。

K.Yairi 000-28 ナット幅37mm

諦めきれず、今度はシーガル弦楽器工房の塩崎さんにナット幅40mmのOM-18タイプを作ってもらう。

これは本当に弾きやすく音も良かった。

ただ、やはりカポを付けないとロングスケールなので遠い…若干弾きづらい。

Seagull OM-50 ナット幅40mm

今はどのギターも手放してしまった。

結局、自分にとって一番しっくりくるのはショートスケール・ギターだった。

(左)M.Shiozaki 15 D-1 2014年製 (右)Seagull OM-50 2008年製