ショートスケール・ギターのすすめ①
身長が低いのにデカいギターを抱えている人がいるが、弾きにくそうだし不釣り合いだ…といつも思う。とくに立って弾いている時にそう思う。座って弾いている場合は比較的違和感はない。
ギターといえばこの形、この音がスタンダードっていう刷り込みもあるのだろう。Martin D-28、Gibson J-45やLes Paul、Fender TelecasterやStratocasterなどはスタンダードなギターだが、身長160cm以下の体の小さい人にとっては大きく感じるギターばかりだ。
自分もショートスケールのギターを使い始めたのは10年ほど前からだ。それまでは上記のような「普通」のギターを無理して使っていた。
以下のリンクの記事にマーチンDタイプ(しかも12弦…)を持つポール・サイモンの写真が載っているので見てほしい。
https://www.sonymusic.co.jp/artist/PaulSimon/info/484392
違和感があるのではないだろうか?
もちろん、ポール・サイモンはギターが上手い。
うまく弾けているんだからいいじゃないかと言われればそれまでだが。
20歳のころ、サイモン&ガーファンクルのセントラル・パークのコンサート(1981年)のライブビデオを手に入れ、素晴らしいので何度も見た。
そこでポール・サイモンがストラトキャスターを弾く曲があるのだが、これほどストラトが似合わない人もいないな…と当時思ったものだ。
後にこの違和感の原因を探ることになる。